こんにちは🌹みなさん
SPLENDIDE NATURE代表の小泉昌代です。
昔、母の同窓会について行った事があります。そこは岐阜の郡上八幡。私と妹はまだ幼く私が小学校2年か3年かという時でした。母が作ってくれたお揃いのワンピースを着て出かけました。母と同級生のはずなのにみなさんかなり老けていました。
同窓会が終わると、うる覚えですが老舗の格式高い旅館に泊まり鮎料理を戴き部屋の障子を開けると見事なお庭が広がっていました。私と妹は浴衣を着て帯を締め下駄を履いて母に連れられて郡上八幡の盆踊りに出かけました。郡上八幡という言葉の響きが大人びていた私には色っぽく感じたのでした。
妹と二人、盆踊りを踊っている浴衣に帯を締めているお人形をそれぞれ買ってもらいました。夜遅く母は同級生のおじさんの車に私達二人も乗せて高台にドライブに出かけました。山の上からはネオンが散りばめられていて子供心にこの二人はロマンティックな関係なのかなと妹は後部座席で眠ってしまい私も寝た振りをしていました。大人の二人は外の夜景を見ていました。そんな風景が子供の脳裏に焼き付いているのです。母は私達二人を連れて、逃げてきたのではないかと思います。もう家には帰らないという決意で此処へ来たような気がしました。
人生って可笑しいもので家から電話が入って長男が車の事故で入院をしたという知らせが入ったのでした。そこで母の夢は覚めたという訳です。その男性は母がその昔プロポーズをされた男性のようです。人生はもがいても引き戻されるということを知った瞬間でした。
See you again