こんにちは🌹みなさん
SPLENDIDE NATURE代表の小泉昌代です。
私には10歳年上の兄がいます。小さい時はギターを弾き天才と持て囃されたりしたみたいですが、多分その頃生まれたので知りませんが?舞台上で蝶ネクタイをして半ズボンのスーツを着て体より大きなギターをかかえている写真が残っていましたので本当かと思います。
母が20歳の時の子供ですので、恋人の様に可愛くて可愛くて仕方がない様子でした。姉たちはバレーを踊っていました。なんと優雅な家庭です。私もこの頃生まれ兄弟たちには可愛がられていました。それから20年が経ち、私は年頃になり失恋をしました。私が20歳なので兄は30歳です。
今思うと兄はあの時、まだ30歳だったのかとしみじみ今となっては思います。その頃はすごく大人で、もうおじさんくらいに思っていました。失恋をして毎日毎日泣いている私が可哀想に思えたのか、私を連れ出し車に乗せて横浜の方へ向かってドライブに連れて行ってくれました。私の気持ちは曇空のままでしたが、色々と元気づけてくれたことは薄っすらと覚えています。
兄は青春時代はかなり派手で高校へ車で行ったり、そんなことが許される時代だったのか?また自動車ショーなども頻繁に観に行く、いけてる男性で金髪の女性なんかとも付き合ってドライブしたりして派手な人でした。話は元に戻りますが横浜から自由が丘へ向かいました。
今でこそ横浜、自由が丘と言えばお洒落な街ですがその頃の情報源はどこからなんでしょう。自由が丘を散策しながらその頃で言うブティックに入り、これが似合うとかこっちの方がいいとか言いながら一生懸命私の気持ちを癒やしてくれ現在で換算すると30,000円くらいするシフォンの袖がふっくらとしたデザイン性の高い大きめのチェックが色々な色で彩られ白のラインが効いているブラウスを買ってくれました。初めて高価なブラウスをプレゼントされ、着こなすまでに時間がかかりましたがそれ程はしゃぎもせず、帰り道高級なレストランで生ジュースを頂き、少しだけ失恋から癒された日でした。
今に思うと優しい兄さんだなぁとつくづく心に沁みますが当時はそれどころでは無く、有り難いとも感じず申し訳なく思う今日に至ります。
今では映画に出てくる寅さんと被るものがあり、とてもいい味が出ている兄です。兄弟って有難いですね。
See you again