こんにちは🌹みなさん
SPLENDIDE NATURE代表の小泉昌代です。
入院していますと色々な人生を感じます。しっかりとしたおばあさんが、椅子に座ってじっと前を向いています。話しかけると若い時は市役所にお勤めしていたというお話をし始めます。戦争をくぐり抜け色々な事があったけれど戦後の昭和は良い時代だったと。遠くを見ながら懐かしそうに。でももう一度同じ人生は送りたくないとも。わかる様な気がします。苦労をしたのです。同じ苦労は繰り返したくはありませんものね。確かに昭和の時代は良かったと思います。あるおばあさんは消灯になると何度も声を振り絞って。『おとうさーん、助けて〜』と叫びます。凄い声で!
その声は廊下を駆け巡ります。お父さんは死んでしまったのかもしれません。が、何度も呼んでいます。聞いている人は誰ひとり『うるさ〜い』という人は居ません。きっと寂しいのでしょうね。お父さんはここには居ませんよ。というと静かになります。喧嘩をしながらでも、お夕飯を食べている皆さま、それだけで幸せなんですよ。ひとりは寂しい。
See you again